〜ストレッチがもたらす効果効能〜
こんにちは、まだまだ三寒四温の季節で冬物が手放せない日がありますが、体調いかがでしょうか?
ストレッチを行うと、体幹トレーニングに高い効果をもたらすのはどうしてでしょうか?
より具体的な理由の一つを紹介いたします。
ストレッチによって、血液のポンプ作用が働きます。筋肉をのばすと、固まっていた筋肉とその周囲の毛細血管が緩みます。
血管が緩めば、それまで細くなっていた血管が太くなり、血液を送り出すための「ポンプ作用」が機能するので、血液循環がよくなるのです。
その結果、他の周囲の関節や筋肉に神経や血液がいきわたるようになり、体全体に力が入りやすくなります。
例えば、腹筋トレーニングをはじめたとき、筋肉が、プルプルした経験はありませんか?
その原因は腹筋の一部しか使われていないため、出力が筋肉全体に伝わっていないからです。
体内に酸素を運ぶためのヘモグロビンの量も増加しますから、体に力がはいり、動かしやすくなるのも当然です。
さらに、腱などにある外からの刺激を受けて反応するセンサーに刺激が加えられ、体が動きやすくなる面もあります。
ストレッチによって、体の神経細胞同士をつなぐシナプスの働きがよくなり、体の末端にまで神経が伝わるようになるからです。
これは神経筋促通法とも呼ばれ、脳脊髄障害の施術にも応用されているほどです。
また、血液の循環がよくなれば、疲れにくい体にもなれます。
血液を通して体内に酸素を運ぶ役割を果たすヘモグロビンの働きが活発になり、さらに栄養素も全身にいきわたるようになるため、疲労の原因となる乳酸がたまりにくくなるのです。