鍼灸
鍼とお灸のこぼれ話
お元気様です!
今日ブログを書かせていただきます市岡院の大島です(*´∀`)
あ、『お元気様』とは『お疲れ様』の社内用語でして、
『患者様を診させて頂く事=鍼灸整骨院の喜び=活力になる』
という社長の考えに基づいた言葉でございます(*゜▽゜)
それはさておき、今日は折角の鍼灸整骨院のブログなので、鍼灸施術について、ちょっとした紹介を書かせて頂きます。
まず、鍼灸施術とは中国大陸で発祥し、日本には飛鳥時代に遣隋使が持ちかえってきたものとされています。
一番始めは鹿の角や石の欠片を使って気になる部分をこする、削り取る、刺すなどの施術をおこなっていたらしいです。
それから遣唐使の廃止やら鎖国やら色々有りまして、鍼灸施術は日本で独自の発展を遂げていきます。
(この時から日本・中国・韓国それぞれ独自に発展しすぎて、今統一することがとても困難になっているのですけれど・・・(苦笑))
この後文明開化や戦争や、色々な影響で鍼灸施術は消滅の危機を迎えたりもするのですが・・・どの時代にも良いと言ってくれる方々がおられたおかげで、その技術は現代までしっかりと受け継がれてきました。
そして今我々が主に使用しているのは、鍼灸共に日本で発展した方法の内の一つです。
現代の鍼はこのように筒に包まれた、滅菌済みの使い捨ての鍼です。
ちなみにこの筒は鍼を打つ時に痛くないようにする為のもので、江戸時代に生み出された技法です。
(鍼は『刺す』ではなく『打つ』と言います)
そして現代のお灸はこのように台座が付いたほぼ火傷をしないお灸です。
これもまた隔物灸と言いまして、お灸と皮膚の間に物を挟む事でお灸が熱すぎないようにするという技法です。
これらの形はとにかく感染もなく火傷もなく安全に、を追求した結果でございます(*・ω・)
それもこれも戦後の混乱期に滅茶苦茶な鍼灸施術を行う所が増え、鍼灸業界全体の患者様が減ってしまったからなのですが・・・ある意味そのお陰で、現代に適した安全な鍼とお灸が出来たので、その当時の患者様方には申し訳ないと同時に、業界の目を覚まさせて下さった事に感謝です。