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あなたの寝方はどうですか?

赤ちゃんは寝ているとき、よくバンザイのポーズをします。大人になっても、そのとき癖が抜けず、同様のポーズで寝る人もいますが、それは単なる癖ではありません。身体が発している不調のサインの可能性があります!

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■大人のバンザイポーズは身体のSOS
生まれたばかりの赤ちゃんは身体が未発達なため、眠るときにバンザイのポーズをして体温調整をしたり、呼吸器官のフォローをしています。しかし、身体が発達している大人場合、無意識に身体が楽な姿勢になろうとしているのです。

バンザイ寝をする大きな原因は「背中の筋肉の硬直」と「呼吸の浅さ」の2つです。
以下の症状がある人は、要注意です。
・猫背の人
・デスクワークが多い人
・肥満気味の人
・鼻づまりの人
・ストレスを抱えている人
・ストレートネックの人(※首の前腕角度が30度以下の人)

バンザイをすると胸が開き、酸素を多く取り込めます。呼吸器官が発達している大人がそうしないと呼吸がしづらいということは、肋骨の動きが悪く、普段の呼吸が浅いということです。肋骨の動きは、背骨や背中の筋肉も影響しています。背骨の位置が悪かったり、背中の筋肉が硬ければ、肋骨の動きも悪くなり、呼吸がしづらくなります。そのため、バンザイポーズをして、身体を楽にしようとしているのです。

■バンザイ寝の悪影響
バンザイポーズは身体にとって楽な姿勢のように思えますが、その状態を続けていると身体に悪影響を与えてしまいます。

手を上げた状態で寝ると、筋が伸びて楽になりますが、同じ姿勢がずっと続けば、その状態で筋が固まり、リンパや血液の流れが滞ってしまいます。身体の巡りが悪くなると、肩こりを悪化させたり、むくみを引き起こしてしまい、慢性的な痛みや不調に悩まされることになります。また、腕や肩を布団の外に出して寝ることになるので、冷えを招くことにもつながります。

また、バンザイポーズは顎を圧迫した状態。気道が狭くなり、いびきをかきやすくなるのはもちろん、睡眠時間無呼吸症候群になる可能性が高まります。

■生活に取り入れたい改善ストレッチ
バンザイポーズで寝ないようにするには、背中や肩、首回りの筋肉の硬直をほぐすことがなにより大切です。特に、1日中デスクワークをしている人やスマホを触る時間が長い人は、猫背、ストレートネックになりやすく、血行不良による肥満まで引き起こしてしまいます。定期的にストレッチを行い、身体のこりを解消しましょう。

◎肩甲骨ストレッチ
(1)背中を丸めて肩甲骨を思い切り引き離します。
(2)胸を張り、肩甲骨をくっつけます。これを10回繰り返しましょう。

◎首のストレッチ
(1)両手を頭の後ろで組んで、頭を前に倒します。この時、首の後ろが伸びていることを意識しましょう。
(2)天井を見るように顎を上げ、首前を伸ばします。

ほかにも、寝具を見直すことも大切です。適度な硬さがあるものを選ぶといいでしょう。首こりや肩こりに悩んでいる人は枕の高さを見直すと、寝起きのすっきり感が変わってきます。

バンザイ寝は、ただの癖ではありません。身体が発しているSOSです。日々の生活を見直して、身体をしっかり労わってあげましょう。

こいずみ鍼灸整骨院 梅田 鎌宮

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