設備案内
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EMS
EMS(Electrical Muscle Stimulation)は、普段できないインナーマッスルの運動をEMS(電気的筋肉刺激)を通じて行うことにより無理な運動でカラダを消耗させることなく、狙った筋肉を効率よく動かします。
「寝ているだけ」で、インナーマッスルが鍛えられ、健康な筋肉バランスに整え、血行やリンパの流れを改善します。また、筋肉が増えることで代謝改善し、より強い健康なカラダを実現します。
運動が苦手な方へもオススメです。
インナーマッスルとは、骨格を支え、姿勢を維持するために重要な筋肉です。その筋肉が衰えると骨盤を支えられなくなると歪みが出てきます。
当院では、医療従事者がしっかりとメーカーの指導を受けて使用しますので、安心してご体験ください。
EMSの歴史
EMSは1960年代のヨーロッパで開発され、主に病後や怪我の後のリハビリテーションを目的として使われていました。
1972年に開催されたミュンヘンオリンピックにてソ連(現・ロシア)代表の選手が揃って好成績を上げたことから、その理由を探っていくうちにEMSを使ったトレーニングの存在が明らかになり、注目を集めるようになりました。
日本では、テレビの通販番組による「腹筋を鍛えるマシン」として、存在を知った人もいるのではないでしょうか。一時期はブームとなったおかげで、多くの類似品が登場したため、どれが大元なのかわからなくなるほどだったように思われます。
ただし、市販されている「腹筋を鍛えるマシン」と、整・接骨院やエステティックサロンで使われているEMSは、価格に大きな差があるのはもちろんのこと、安価な機器に搭載されている低周波ではなく、低周波と高周波のいいとこ取りである「複合高周波」が採用されており、それによってインナーマッスルだけでなくアウターマッスルも鍛えることを可能としています。
筋肉の役割
EMSを利用することによって、次のような効果や効能が得られる可能性があると言われています。
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1. リバウンドを防ぐ
EMSによって、特にインナーマッスルを鍛えることができるため、リバウンドを防ぐことにつながるようです。アウターマッスルは、いわゆるダンベルなどを使った「筋トレ」で鍛えるタイプの筋肉なのですが、インナーマッスルは、体幹トレーニングなどのような、あまり負荷をかけずに回数を重ねることでじっくりと鍛えられる種類の筋肉です。
インナーマッスルは正しいやり方で行わないと、思うような結果が得られないこともあるため、その点でもEMSを利用する方法を組み合わせることで、理想的な体型に近づきやすくなるでしょう。ただし、無理のない程度の食事制限は必要です。例えばご飯を2杯食べていた人であれば1杯にしたり、常に大盛りを注文していたのであれば、普通盛りにした方が効果が高まります。
基本的には、タンパク質やビタミンやミネラルを含んだバランスの良い食事を心がけるようにしましょう。それから特定の食べ物や飲み物、特に人工甘味料を使用した「カロリーオフ」商品には注意が必要です。
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2. 腰やヒザなどの痛みの原因の緩和
EMSにてインナーマッスルを鍛え上げることで、腰やヒザなどの痛みの原因の緩和につながる可能性が期待できます。
EMSは、複合高周波などの電気の刺激によって筋肉を動かす仕組みのため、施術中は15分から30分程度ベッドに寝ているだけで済むため、腰やヒザに痛みのある人であっても、無理なく筋肉を鍛えることが可能です。
特に腹横筋などのインナーマッスルは、加齢によって衰えやすい筋肉であるため、EMSで鍛えることで関節を安定して動かしやすくしたり、血液の循環を促進する作用などが期待できます。
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3. スポーツの記録などのアップ
スポーツ選手の普段のトレーニングや練習では、インナーマッスルを鍛え上げる体幹トレーニングを取り入れることが一般的となっています。
体幹が整うことで、身体にしっかりとした軸ができるため、様々な動きに対応しやすくなるためです。他にも、関節の可動域が広がったり、筋肉の質がしなやかなものとなることから、疲労が溜まりにくく怪我のしにくい身体になりやすいようです。
EMSは無理なくインナーマッスルが鍛えられるため、通常のトレーニングにEMSを組み合わせることで、ランニングなどのタイムが縮むといったようなことが考えられます。
EMSはこんな方におすすめ
EMSは、次のような方におすすめです。
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1. 腰痛持ちの方
EMSを使ったからといっても、腰痛の痛みが軽減されたり緩和されるということはありませんが、EMSで腹直筋や腹横筋などを鍛えることで、日常生活における腰への過度な負担を減らすことにつながります。
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2. ヒザに痛みを持つ方
EMSにて太ももの筋肉を鍛えることで、ヒザへの負担を軽減できる可能性があります。腰痛と同様、痛みそのものが緩和される訳ではありませんが、時間をかけてじっくりとEMSトレーニングを積むことで、歩きやすくなる可能性があります。
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3. 姿勢を改善したい方
猫背などの姿勢は、腰痛や肩こりなどの原因になると言われています。それから何よりも「見た目」の印象を大きく左右することから、同じような能力や人間性の良さがあったとしても、姿勢の良い人に比べると大きく減点されてしまう傾向があります。姿勢の改善には、EMSで腹直筋や腹横筋を鍛えることが有効に働きます。できれば筋肉トレーニングやウォーキングやジョギングなどの有酸素運動も組み合わせると、より一層の効果が期待できるでしょう。
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4. スポーツをしている方
EMSはもともとリハビリテーションの機器として使用されていますが、オリンピック選手のようなアスリートのトレーニングにも採用されています。インナーマッスルは少ない負荷で多くの回数をこなすことで鍛えられる筋肉であると同時に、体幹トレーニングなども正しいやり方で行わないと、思うような結果が得られないと同時に、怪我の原因となるリスクもあります。そのため、EMSを使用することで、効率よくインナーマッスルを鍛えることにつながることから、身体のバランスを保ちやすくなり、結果的にパフォーマンスの向上に結びつくかもしれません。
EMSによる患者さまへのメリット
EMSを使用することによる患者さまへのメリットには、次のようなものがあります。
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1. 刺激が少ない
ReCOREで導入されているEMSは、市販されている低周波を利用したものと異なり、複合高周波によって、筋肉を鍛えるシステムとなっています。そのため、ピリピリとした電気的な刺激は比較的少ないのが特徴です。ただし、人によっては筋肉痛が起こることもあるようです。
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2. 施術の一環として受けられる
接骨院でのEMSは、カイロプラクティックなどのような施術の一環として受けられることもメリットと言えるかもしれません。身体の仕組みを理解している施術者によるEMSは、鍛えたい筋肉をしっかりと鍛えることにつながります。