☆美容鍼☆
今日は、美容鍼の効果について説明させていただきます。
ターンオーバーについて
肌のターンオーバーとは、わかりやすくいうと表皮が新陳代謝している様を言い表したものです。表皮細胞が日々誕生し、代謝活動をしながら押し上げられていき、やがてペチャンコの平べったい角質として完成(角化)、身体を守るバリアーとして働き、やがて垢となって剥がれ落ちていきます。
このようなターンオーバーの仕組みの下、肌はいつも健康で強くて美しい状態を保とうと努力しています。
ターンオーバーの目的は、しなやかで強くて美しい角質のバリアーを作ること
ターンオーバーのサイクルは28日周期位が丁度良いといわれます。表皮細胞が誕生し、垢となって剥がれるまでの標準的な日数のことです。
一方、老化に伴いターンオーバーの日数が35日、40日と長くなる傾向のあることが知られています。これをもって、「ターンオーバーのサイクルは短い(早い)方が良い」「長く(遅く)なるのはいけない」…といった短絡した理解・認識が拡がり、少なからぬ混乱と悲劇を招いているように思います。
正しくは、「水分をしっかり含む、しなやかで強くて美しい角質がバリアーとして肌を飾り・守り続けるターンオーバー」が理想でなければなりません。
このような理想のターンオーバーを目指すケアがサッポーの“肌が育つケア”です。目指す肌とは、よく育った細胞が作る肌そのものです。
様々な肌トラブルの背景にターンオーバーの早まりがある
今日誕生した表皮細胞は角化の準備を進めながら代謝活動を行い、約14日後に細胞核を失い死細胞の角質として完成します。さらに14日後にはバリアーの役目を終え垢として剥がれていきます。
ここでいう14日、28日は標準的なもので、実際には様々です。目の周りの角質層(バリア層)の層数は5層程度しかなく、頬中心(天辺)部分で8~10層、その他の部位は10~15層程度だからです。従ってターンオーバーのサイクルも、元々早い部位と遅い部位があるのです。
ターンオーバーの早くなることが、ほとんど全ての肌トラブルの背景になっている
問題となるのは、それぞれの肌部位においてこのターンオーバーがそれぞれに早くなることです。新陳代謝の早くなることが様々な悲劇を生んでいます。好ましくない肌状態を作っているのです。
角質層(バリア層)の薄い部分、皮脂の少ない部分では……
カサカサやガサガサ
肌が硬くなる
シワに発展しやすい
大人のニキビ
過敏さが増す
シミができやすい
赤みや湿疹などのトラブルが……
etc...
角質層(バリア層)が標準的な部位、皮脂に恵まれた部位では……
皮脂や汗が増えべたつきテカリが……
肌理が粗くなる
毛穴が目立つ
毛穴の黒ずみ
角栓ができる
ニキビ(皮脂詰まり)が……
過敏さが増す
赤みが……
炎症ニキビが……
湿疹等皮膚トラブルが……
etc...
ほとんどのトラブルが挙げてありますが、これらは全て、ターンオーバーが早くなることによって導かれた現れです。もしかして、「新陳代謝が早くなるのは良いことだ」と思っていた方は、既に大きな罠に嵌っていたかもしれません。
ターンオーバーが早まると、なぜトラブル肌に?
ターンオーバーが早まるということは、誕生した細胞が早く角質として完成することを意味しています。言い換えると、十分な準備ができないままに、角質となって肌を飾り、バリアーとして働くことです。未成熟な細胞が未成熟なままに肌となることです。
このようにして送り出された角質は、小さく薄く、水分保持力が低く、傷み・乾き・縮みやすい角質です。乾くと硬くなりやすい角質です。このような角質が肌表層を形成するとどうなるでしょうか。
弱々しい角質は剥がれやすく、カサカサや皮むけ現象を起こしやすい状態です。毛穴部分では角栓の姿を取ります。バリア能が低いため過敏に汗や皮脂が出るようになります。顔の面積は変わらないのに、一つひとつの細胞が小さくなれば毛穴が拡り、肌理が粗くならざるをえません。硬い毛穴壁は汚れがこびり付きやすく取れません。また皮脂を詰まらせます。さらにバリア能の弱さは、次第に過敏さを増幅させていきます。シミが発生しやすくなり、赤み、炎症ニキビ、湿疹等炎症を伴うトラブルが多くなります。
ぜひ、一度美容鍼をしていただいて美しい肌、美肌を手に入れていきましょう!(^^♪
こいずみ鍼灸整骨院梅田 森