顎関節症状
皆さんこんにちは!
今日はアゴのお話です!!
口の開閉時、顎(あご)に痛みを感じる、音が鳴る、うまく開かない場合、「顎関節症(がくかんせつしょう)」の疑いがあります。
自然に治るものもありますが、症状が出ているのに放置してしまうと、日常生活に支障をきたす深刻な症状を引き起こしてしまいます。その1つが「肩こりと頭痛」です。
■顎関節症と、肩こり・頭痛の関係
慢性的な肩こりや頭痛に悩み、手技や薬で痛みを和らげている人も多いでしょう。それでも改善されない場合は、顎関節症を疑ってみましょう。
顎関節症は、顎の関節周辺に何らかの異常をきたし、その周辺の筋肉や靭帯(じんたい)に悪影響を及ぼします。顎の筋肉は、首、肩、頭の筋肉につながっているものもあります。そのため首や肩、頭は顎の影響がとても出やすい部位なのです。
顎の痛みがある人は、痛みが原因で肩に力が入っていることも多いので、肩こりになりやすいのです。さらに肩こりは頭痛を引き起こします。特に締め付けるような頭痛は、こめかみ付近にある顎を動かしている「側頭筋(そくとうきん)」の緊張で起こります。こめかみに痛みを感じる場合は、顎関節症が影響の可能性が高いでしょう。
■顎関節症による肩こり、頭痛を予防する方法
顎関節の負担を減らすには、以下の5つのポイントがあります。
(1)意識的に肩をリラックスさせる
(2)顎を突き出すような姿勢を避ける
(3)歯並びや顎の不調が気になったら来院する
(4)片側ばかりで咀嚼しないようにする
(5)大きな口を開けない
顎関節症は、少し前までは噛み合わせが悪いから起こるものを言われてきました。しかし今では、それだけでなく、さまざまな原因があるとされています。つまり、複合的なものが組み合わさって起こる症状なのです。
なかでも生活習慣の影響は大きいです。たとえば、ストレス状態に長時間さらされている人は、無意識のうちに歯をくいしばっていたり、肩の力が抜けなくなっていたりします。その間、顎関節には負担がかかっているのです。また、就寝中の歯ぎしりも、顎関節への悪影響になります。
完全なストレスフリーの生活は難しいですが、リラックスする時間を意識的に設けたり、デスクワーク中は時折肩や首回りのストレッチをするなど、緊張している筋肉をほぐしてあげましょう。
また食事中、片方の奥歯で食べている人も要注意。顎関節症は顎や顔の筋肉の硬直やバランスも影響してきます。常に片一方の奥歯でものを噛んでいると、そちら側の顎関節に負担がかかってしまい、顎関節症を引き起こしてしまいます。できる限り、両方の奥歯で咀嚼するようにしましょう。
顎関節症は、子どもから高齢者まで幅広くみられる病気ですが、20~30代の女性が一番多いと言われています。頭痛や肩こりに悩んでいる人は、顎関節症も疑ってみるといいでしょう。
こいずみ鍼灸整骨院 梅田院 鎌宮